北村憲昭のベートーベン

ハイレゾ音源をそこそこ買ってきたわけですが、これが突出してすごいというのが、北村憲昭/スロバキアフィルのベートーベン交響曲第6番「田園」・エグモント序曲

中身はこういう代物

生データを録音機で再生できるという、夢のような仕様。プロが聞いている音がそのまま聞ける。これだけで最高なのに、出てきた音がこれまたものすごい。こんな音をプロの方々は聞いているのかと愕然とする。うらやましい。

MR-1000、もしくはMR-2000をお持ちの方は絶対買うべきだと思う。

演奏
ゆっくりとしたテンポで丁寧に演奏している感じ。ワルターよりもゆっくり。ここまで遅くていいのかと思うくらいゆっくりだが、考えようによっては、田園でゆったりとした感じを満喫しているのだから遅くても良いわけでして。
でも、ちょっと遅いようにも思う。ただ、ゆっくりだが丁寧で上手な演奏なので、気にはならない。

SACD(P-05/D-07・U-25+自作ルビジウム)
普通に良い録音。音のバランスは若干高域よりだがきちんと取れているし、ホールトーンも控えめながらきれいにとれており、いいと思う。弦の音も柔らかく、個々の楽器の定位を強調するというよりも、全体を響かせて融合させる感じ。ただ、その分若干団子に聞こえないわけでもない。録音のレベルは低めなので、SACDではあまり問題ないが、cdだとちょっときついかもしれない。

wavdata(MR-1000)
174kHz24Bit。聞いている装置が違うので、直接比較ではないが、よりメリハリがついて、残響も増える。音量レベルは低め。これはこれで十分高音質。SACDと比較するとメリハリ調のwav、マッタリシットリのSACDという感じ。

wavdata(VAIO+K-03)
音が丸くなり、高域がきちんと出ていない感じがする。音は、なんか、cdをちょっとだけよくした感じで、MR-1000よりは聞きおとりがする。付帯音みたいな感じもする。K-03でSACDを聞いたほうが良い。やはり難しい。

WSD5.6MHz(MR-1000)
2楽章のみ。これは参った。SACDやwavdataとは次元が違う。楽器の音はさらに充実し色彩豊かにニュアンスたっぷりに聞こえ、弦も本当に目の前で実機が鳴っているような感じがする。ホールトーンも広がりや高さが感じられ、楽器の左右の位置ばかりではなく前後関係もリアルに感じられる。

自分でもピアノの録音に5.6Mモードで録音したことがあり、そのときは、普段感じる生音と再生音の違いへの絶望感が和らいだ。というか、かなりいいじゃん、という感想になった。普段は、あ~ららだめねえ、なのだが。

そんな素人録音とはまた別次元。ガラスcdとかに2万円とか5万円とか出すのなら、WSDの5.6MHzのデータに2万円出すほうがずっと良い。

できれば、Blu-RayDISKで1万円だったら、出たらすぐに買うぞ。早いところDSDの編集システムの開発をしてほしい。開発できなかったら、ライブ録音シリーズでも問題ない(ちゅうか、うれしいばっかり)。

WSD2.8M(MR-1000)
オーディオテクニカのワンポイントステレオマイクATー822でのワンポイント録音。悪くはないが、何せAT-822であるので、AT-822の限界を聞き取れる、ある意味での高録音となってしまっている。AT-822は、悪いってこともないがまったくいいところもない(笑)マイクで、ある人が言っていた「やる気のない音」が持ち味。言い得て妙。そんな感じの音。電車の何気ない録音とかには使えるが、ちょっと音質とかリアリティとか考え始めると、早々に限界を露呈する。そんなマイクで録音しているので、そこは見えているが、さすがにプロのセッティングだけあって、ちゃんと聞けるものになっているのがすごい。音は薄味で、遠め。情報量もそこそこで、定位だけは結構良い。

訂正AT-822ではなくてAT 9940でした。9940は使ったことがありませんが、822よりいいがRODEのNT4よりは落ちるということで、あまり本質的には変わりないようです。録音でも、聞きなれたやる気のない音のように聞こえます。


どうせなら、ゼンハイザーとかのダミーヘッドを使ったバイノーラル録音でも入れていただけていたら、すさまじいことになっていたのではないかと思うが、まあ、仕方なし。ここの最後の第一家電のダミーヘッドなつかしいっす。おいらもポイントをためてもらいました(笑)。

ということで、SACDだけを狙って買うとCP最悪ですが、MR-100を持っていたりすると、これ以上ないハイCPの物となります。MR-1000所持という条件がありますが、夢の音楽ソースだといっていいと思います。


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