デブと自転車小物

自転車をめでたく買った。次に必要なのは、自転車の小物である。


まず必要なのは、速度計(サイクルコンピュータ、サイコン)だ。

デブの場合、自転車は孤独な乗り物だ。誰かとツーリングに行く、のも良いが、同じデブ同士でないと、つまり実力が同じくらいの人でないと片一方が置き去りにされてしまう。

デブは、下りはめっぽう早いが登りは極端に遅い。一般体型の人とペースが会うはずがない。ペースがあわない場合は先に行った人が休息ポイントで待つことになる。これがなのだ。

先についた人は、休息ポイントで十二分に休息をとってしまった時に、デブが追いつく。そうすると先についた人は安心してスタートを切る。デブは、やっと休息ポイントに到着したと思ったら、早々にスタートしなくてはいけない。長時間待っていてくれたほかのメンバーのことを考えると、休みたいとは言いづらいわけで・・・

つまり、休息がほとんど無くなってしまう事になる。

私は、学校登山でこれを体験した。皆は10分程度ずつ休みながら登山をしているが、デブに与えられた休息は2分もなかった。立ち止まる程度で、ほとんど休息なしでの登山になってしまったのだ。ただでさえ休みを取らないと持たないのに、その休みがほとんど取れない矛盾。

自転車イベントでもこの悲劇は起こる。やっと休息所にたどり着いたが良いが、補給食は食べ尽くされドリンクもから。仕方がないので、放り投げられているバナナを探し、水道水を水筒に入れる。で、やっと落ち着いたかなと思った時に、時間制限が迫り十分な休息なしでスタッフに追い立てられるように出発しなくてはならなくなる。今時のイベントでは少なくなったが、少し前まではよくあった光景だ。

デブは、相当厚かましい神経を持っていない限りは、単独で走った方が肉体的にも精神的にも楽だ。

単独走とは、修行だ。周りに人がいないと気持ちが切れてしまう。そこで必要になるのがサイコンである。

サイコンは速度と走行距離を知らせてくれる。これが大きな励みになる。同じコースなら平均速度が0.1キロでも上がると、がんばったなとほめられたような気になる。がんばっても20キロも走れなかったのに25キロ走れるようになったら「なんか強くなったんでね?」と喜ぶことができる。同じ速度なのに息が上がって走れないような時は、「今日は調子が悪いからペース落としたらいいよ」と優しくアドバイスしてくれる。登り傾斜4%の坂道で時速6キロになってしまっても温かく見守ってくれるし、25キロで走っているところを20キロで走ったりするともう少しがんばれと厳しくしかってくれる。そう、ウルトラの父や母のような存在なのだ。

馬鹿はさておいて、サイコンは自転車乗りという孤独な修行を続けるモチべーションを持続させてくれる大切な小物なのである。

サイコンはピンキリだが、ここら辺がお手頃でよい。


次に必要なのはタイヤ修理用具だ。

デブにパンクはつきもの。普通の人なら問題のない小石や段差がデブには容赦無くおそってくる。普通の人にはポメラニアンのような物であっても、デブには空腹のドーベルマンに等しい。従って、パンクは必ず起こる。

ロードやMTBはタイヤチューブがママチャリとかパパチャリとは違う。フレンチバルブの物を使っている場合が多い。その場合、町の一般的な自転車屋さんでは修理ができない。穴はふさげるが、空気入れがないために空気を入れることができないのだ。また、山の中を走っている時なんかは、自転車屋自体がない。そうすると、自分で直すしかない。自転車乗りは意外とサバイバルな状況に置かれているのだ。

タイヤ修理に関してはまた別のページで詳しく書く。必要な道具は、タイヤレバーとパッチと空気入れだ。


次に必要なのは、六角レンチだ。特にポジションが決まらない時はサドルやハンドルを少しずつ調整しながら走ることになるので、それにあった六角レンチは必要になる。特にサドルだが、ボルト一本で止まっているタイプのシートポストの場合、少しでも緩むと、段差などの衝撃でシートは動いてしまい股間にめり込む悲劇が起こる。デブはシート依存度が高いのでこうなってしまったら走ることはできない。必ず六角レンチを持っておきたい。



ライトと尾灯も必須だ。ついていない自転車は走ってはいけないことになっている。昼間しか走らない時はライトは外していることも結構あるが、トンネル予定とか夕方になるかなという時は必ず持って出ている。尾灯は必ずついている。これは必須。

暗闇を走るのでなければ、シリコンバンド式小さいやつで十分。昼間だけの走行で短いトンネルに入るような時は、対向車に存在を知らせるだけで良いのでこれで大丈夫。夜の明るい町中限定でも大丈夫かと思うが、もう少しきちんとした物がほしい。田舎の真っ暗な道をそこそこの速度で走るなら、こういうちゃんとした物がほしい。ここまで行くとやり過ぎかもしれないが、山の中でのナイトランではこのクラスが必要になる。

尾灯はサドルバック取り付けることができる物をおすすめする。


サドルバッグ

ヒルクライマーの人なんかは小さいのをつけている人もいますが、デブの場合500g程度重量が増えようが全く問題なしなので、容量の大きい物を進める。また、サドルに直接取り付けるタイプもあるが、ベルトで取り付ける汎用性の高い物の方が良いと思う。これなんかはおすすめ。この大きさがあると、ツールキット、チューブ、パンク修理キット、タイヤバー、鍵二個、補給食(羊羹)、タオル(小)、ちり紙、デジカメ、まで入ってしまう。重いかもしれないが、便利この上ない。


ボトルホルダー、ボトル

二つはほしい。一つはツールボトル用で、これにはお金や携帯を入れておくと、自転車を離れる時にさっと持って行けるので楽。もう一つはボトル用なのだが、これをボトル用にするかペットボトル用にするかが悩みどころ。ボトルは保冷ボトルにした方が何かと便利。ここで紹介したTACXのホルダーは使いやすいので自分のお気に入り。ツールボトルの方には、ミノウラの頑丈なアルミ製のボトルホルダーを使っている。

保冷ボトルだと冷たい飲み物が飲めるのがよい。ただ、結局は自販機でペットボトル飲料を買ってしまうことになるので、ペットボトルホルダーでも良いと思うことも多々ある。また、走りながら飲むにはボトルでないと難しい。ペットボトルはいちいち止まって飲まなくてはいけないのが難点。




盗難防止にどうしても必要。ただ、持ち運びするのでごついのは使えない。サドルバックに収納できるサイズと重さで選んでいる。どうしてもワイヤーが細くなるので、二個使いしている。これこれなんかが良いと思うが、普通の南京錠をかけてしまうのも一つの手ではある。この二つは携帯性重視なのでワイヤーが細い。従って、旅先での使用がメイン。家の前や自転車置き場なんかでは簡単に切断されてしまうので、もっとごついのが必要になる。

鍵のかけ方は後輪とフレームとサドルに一本通して、もう一本は前輪とフレームと鉄柱等に通すようにしている。


バックミラー

デブは後ろが見えないので、バックミラーがあると良い。これはおすすめだと思い購入したが、実際あまり使っていなかったりする。


この記事では、サイクルベースあさひさんの商品へリンクを張りまくり。ありがとうございます。




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