中間報告

PCオーディオとかネットオーディオとか言われていることに関しての、現在での中間報告です。

ある程度の規模でそんなに高音質を狙わない、iTunes程度で収まるなら、良いと思いますが、高音質を狙うとすると、現状での乗り越えるべきハードルは高く、がんばって投資した割には、結果がついてこないと思います。

1 音質
CD並みの普通の音質は、そんなに苦労しないでも出せますが、高音質を狙うとすると、PCの構成やソフト、USBDAC、ケーブル、その他諸々、手を入れなくてはならないところが多すぎ、また、コストもかかる。それよりは、普通にSACDで聞いている方が簡単に高音質が手に入る。

2 利便性
CD100枚200枚程度ならHDDにリッピングして管理をするのは容易だが、5000枚、6000枚レベル(2テラのHDDがいっぱいになるくらい)になると、よほどこまめに曲名などのCDデータをデータベース化しないと、HDDのどこに入れたのかわからなくなってしまい、見つけられなくなる。それよりは、CDの棚から見つけ出す方がずっと簡単。

ポップスは演奏者と曲名が1対1で対応している場合が多いので、フォルダに演奏者の名前をつければいいが、クラシックの場合、曲名、作曲者、指揮者、演奏者、で検索する必要がある。つまり、カラヤンの指揮した物としてフォルダを作ればいいのか、ベルリンフィルの演奏した物としてフォルダを作ればいいのか、ベートーベンとして作ればいいのか、交響曲第5番として作ればいいのか、難しいし、それぞれの検索の仕方が出てくる。従って、CDについて00001からの通し番号をつけて、その番号の元CDのデータをきちんと入れて(英語で入れるか日本語で入れるかも、実は大問題だが)データーベースで管理するしかなくなる。だが、どのデーターベースも曲目以外の部分は入力者により実に様々で、二枚組CDのディスク1とディスク2とを探し出すのに1時間以上かかったりする。現状では、リッピンツツールのタガーでフリーのデーターベースを使わせてもらう場合は、ぐちゃぐちゃになるのを覚悟でやるしかない。

3 設置面積
オーディオシステムにPCを入れる場合は、場所的に大きな面積と容積が必要になる。来れも結構大きな問題。

4 コスト
PCオーディオだからといってUSBDACが安いかという塗装ではなく、50万100万200万といった値段の物にしないと高音質は狙いにくい。また、高音質のハイレゾ音源は5000円前後とかなりの高額であり、ネット配信されたハイレゾ音源は1500円~3000円程度ではあるが、ダウンロードであるだけにそれなりの手間と知識が必要で、なおかつクレジットカードが必須であり、私のようなクレジットカードを作っていない人間には手も足も出ない(私怨である)。


結果として、1500円~3500円程度のSACD(もしくはSACDハイブリッド)を買い込み、50~100万円のSACD機を使って再生した方が、簡単に、低コストで、ハイレゾ音源同等以上の音を聞くことができる。ということになる。

ただ、ベートーベンの田園のDSD5.6Mはものすごいと思った。あれをパッケージにするとなると、Blu-rayメディア二枚組で販売するしかないんだろうな。

考察として、マニアってのはいろいろいじるのが好きなんだなと、つくづく思った。オールインワンでこれ以上ない音を再生する装置が50万円でできたとしても、たぶん、売れないんだろうなと思う。それよりも数段音質的にだめでも、いろいろいじり倒せる100万円のバラコンの方が売れるんだろうなと。高音質だがほとんどいじる余地のないSACDと低音質だがいじり倒せるCDと、どっちが生き残りつつあるかというと、結局音質は二の次でいじり倒せるかどうかと言うことが大きいわけだし。

PCオーディオは、高音質とか利便性とか言ってはいるが、結局はいろいろといじり倒して遊べるってのが一番なんじゃないかと思う。だから、あえて、難しくでややこしくて可能性はあるシステムをどうにかしたいんだろうなと。まあ、趣味性ってのは、不便で難しいところにあるわけだから、それでいいんだけどね。だから、はやるんじゃないかなと思うが、逆に、PCがよくわからないオーディオファンと言われる高齢者に対してはハードルが高すぎなんじゃないかと思う。ハイレゾとかPCとか言わなくても十分高音質な高級CDプレイヤーをすでに所持しているわけだから、実質的には現状のPCオーディオは必要ないわけだし。

でもって、オリーブで、ハイレゾデータが扱えるような物が出てしまえば、PCでオーディオプレイヤーがどうのとか、ASIOとかWASAPIとか悩む必要はなくなるわけだし。実際、somethi'n elseの枯れ葉は、PCで再生したのよりもMR-1000の方が数段上の音だったし、わざわざたまにデバイスドライバを見失い不安定なPC使うよりも、誰が何やっても同じに安定動作するMR-1000で十分じゃないかと思ったわけでね。


でも、まあ、なんだかんだ言っても、結局おいらもはまっているわけだから切り。残念!(久々に波田陽区をテレビで見たんで、つい)


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この記事へのコメント

とりごん
2011年06月17日 21:00
大変冷静な意見で参考になりました。
商売のネタが欲しい人が必要以上にPCオーディオを煽りすぎていてまあオーディオはいつもこういう騒ぎがあるのを何度も経験しています。
理屈よりも音を聴くことを忘れている人が多いようですね。
むー
2011年06月17日 23:33
今読み返しましたら、ずいぶん誤変換が多くて恥ずかしいです。後で直します。

コメントありがとうございます。

確かに、なんかものすごい値段の製品が雑誌を埋め尽くし、オーディオ不況の突破口にしたい考えが見えすいていて、なんか嫌なんですよね。

いじり倒すのがすき、という方向性はすばらしいとは思いますが、PCオーディオ系の雑誌には、それとも違ういやらしさを感じてしまうんです。

それでまあ、現状でそんなに金をかけずにやれる範囲でやってみたらこんなものだったというレポートです。これからもっと良くなっていくのかもしれませんが、どうなるやら。楽しみでもあり苦しみでもあり・・

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