東京佼成ウインドオーケストラのコンサートに行った

昨日、東京佼成ウインドオーケストラのコンサートに行ってきた。

ふつうに曲を演奏するだけだと思っていたが、簡単なストーリーを仕立てて、それに合わせた曲を演奏する形式だった。題名のない音楽会ででもやりそうな形だった。

だが、このストーリーが何ともつっこみどころがあって、気になった・・・ってか、本当は気にする方がおかしいのだが、気になったからには仕方がない。

ピエロがいて、田舎で有名になったから都会に出て、そこでも何とか成功しそうになったが、そこに強力な同業者が出て、人気を持って行かれてしまう。そこに悪魔がきて力を貸してやろうと・・・

まあ、ありきたりなのだが、その悪魔がいけない。怪しい笑みを浮かべた女が、おまえは何者だといわれて、私は悪魔じゃぁぁぁ・・・・って、おいおい、悪魔が悪魔だとネタばらしをするのは被害者はにっちもさっちもいかなくなった後だろ?

初対面で言うことか??やっぱり最初は優しく親しげに接近して親切にしつつ・・・というセオリーは守ってほしいって・・・俺は星新一か?いや、星新一の場合は、訪問販売員のようなカッコで、社長兼営業部長 悪魔 と書いてある名刺を差し出すか。・・・喪黒 福造の方がいいか。

でもって、超人的な能力をもらって、芸をものすごく向上させ、人気者になるのだが、これがまた悪魔らしくない。どんなお粗末な芸でもおもしろいと思わせる力を持たせるとか、正業以外の力で人気を出させるようにして、どんな下手な芸をしても人気が出る→芸の鍛錬を怠り、遊び歩いて体がなまりまともに動けなくなる、で、なんかのきっかけにメッキがはがれて、ずんどこへ。とかした方が説得力が出るんじゃないかと思うのだが。

すごい能力を授かって、ものすごい人気が出て、金が入って、遊び歩いて金がなくなって不幸、という流れだったが、金がなくなればもう一度芸をすればいいだけの話なんじゃないかと思うのだが・・・そこんところの説得力がないのが気になった。

で、悪魔がいるせいだと言うことに気がついて・・・?????実害は受けていないはずなのに・・・
気がつくところの説得力がほしい。ワンポイントでいいから。

で、悪魔払いのグッズを買うが効かない・・・ここも気になる。他人にしてもらおうとするのが悪いとかにしておかないと、次の自力で悪魔払いを成功させるところの説得力が・・・

たとえば、今までは他人の力に頼って成功してきた(師匠の力で田舎での人気をもらって、プロモーターに誘われて都会に出てうまく立ち回って人気を博したが、もっとすごい人が出て使ってもらえなくなって、他人のせいにして自暴自棄になり、親切な人・・実は悪魔・・に、超絶的力をもらって大成功。で、遊び歩いて・・・でもって、マスコミに浮気の現場を捕まえられ(悪い仲間と付き合っていることが暴露とか)、その際に禁止薬物が見つかって(傷害とか、事故で殺してしまうとか)刑務所行き・・・出てきたときには、何にもなし・・・で、悪魔が悪いいのに気がついて、高名な悪魔祓いしに頼んだが、まったく歯が立たない、なんてのはどないだ??)が、自分でやらなきゃだめだというのに気がついて(田舎に残してきた恋人とかがいると、きっかけに使えるかもしれない)、最後は、しんしんと雪の降る誰もいない教会で一心不乱に自分の芸を行って、でもってそれを認めた神が救ってくれる、位のことでもしないと、悪魔は駆逐できないと思うのだが・・・

お話では、誰も見る人のいない街角で、一心不乱に芸を行って自力で悪魔から逃れたことになっているが、人間の芸くらいで悪魔が一どつかんだ魂を手放すわけは無いわな。基本的に悪魔と対抗できるのは天使か神様くらいしかいないわけでしてね。人間が努力で何とかできる相手ではないんだわな。

やっぱり、悪魔と喪黒福造は甘く考えてはいけないと思う。

あ、コンサートの話でしたね。変なストーリーがあるために、なんかコンサートの印象は薄かった・・・わけではないが、東京佼成ウインドオーケストラの弱点が出ていました。

さすがに個人技はものすごい。トップレベルをそろえていると思う。だから、演奏人数の少ないところはものすごく気持ちがいい。チューバ一本と弦バス一台で大編成の低音をこれでもかと支えているし、ファゴットの表現力の高さと多彩さ、サックス隊のまとまりのよさと高い技術、もう、どれをとっても問題なし。クラもオーボエもフルートもものすごい。でも、金管は若干印象薄い。

音色の多彩さ、曲の解釈、のり、楽しさ、も表現できている。

のだが

問題がひとつあって、いや、二つか?

縦の線が合わない。

リズムが(特にアインザッツが)合わないんです。

ものすごく微妙なところなんですが、結構ばらばら。ターンと出てほしいのに、ワヤワヤワヤと出てくる。

二人三人ならそんなに目立たないが、全体合奏だとずれる。

スタートで、あれれ???となっちゃうんです。もやっと感がある。で、アインザッツだけでなく、刻んでいる音も微妙に会わない。だから、メリハリが無くて、ごちゃごちゃしているうちにどーっとノリで押してくる。個人技がものすごく高いのでばらばらにはならないが、小気味よくない。べたっとする。

オケが乱れるってのは確かにある。指揮者が感極まって練習ではやったことが無い状態まで舞い上がって、無茶振り(まさしく無茶振りですね)して、ばらばらになりかけで何とか持ちこたえるってのは、結構ある。そういう場合の多くは名演であるが、最初から最後までもやっと感が付きまとうのは名演とは言わないと思う。

もうひとつ、全体の強奏部分でべチャッとなる。強いのではなく、べチャッとなるのだ。チャーハンではなくピラフになる。この原因はわからない。このべチャッと感がなんとも気持ちが悪い。

聞いていて思ったのだが、このバンドは木管バンドだということ。金管がもっと目立っても良いと思うのだが、前に出ない。控えめである。

また、クラシカルな曲よりもポップスのほうが合っているのではないかな?。クラシックはあらが見えて頭の中がみんなこんなにうまいのに何で全体ではだめになるんだろう、という思いが渦巻くのに、ポップス系の曲では、ノリに押し流されて、なんとも気持ちがいい。

細かい事言うなノリノリでいこうぜ、なのである。

cdを聞いていても、なんか再生装置が悪くなったような感じがするのは、このもやっと感とべたべた感が。装置のグレードが低いときに現れる現象なのだからだと思う。














あと、道化師のギャロップでマリンバが走りまくって空中分解の危機だったのは内緒(w

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